Partner Interviews vol.03|株式会社 GK京都 山本尚志さん
京都からともに未来を描く
株式会社GK京都様には、2018年からパートナーとして、TEDxKyotoの活動を継続的に支えていただいています。カンファレンス当日はもちろん、事前イベントにも足を運び、チームや参加者との交流を大切にしてくださっています。
今回は、株式会社GK京都 執行役員・外部連携推進部 プロデューサーの山本尚志さんに、同社が大切にするデザインの考え方や、TEDxKyotoとのつながりについて伺いました。
――GK京都は、幅広い領域のデザインを手がけていますね。
GK京都は、リサーチやデザイン戦略の立案、構想デザイン、デザインマネジメントをはじめ、プロダクト、コミュニケーション、空間・環境、ブランディング、UXなど、さまざまな専門領域を組み合わせて提案を行う総合デザイン会社です。
一つの分野だけから課題を捉えるのではなく、領域を横断しながら全体を見渡し、最適な具体案を提示することを大切にしています。
――「羅針盤型デザインサービス」という考え方について教えてください。
私たちが提供している「羅針盤型デザインサービス」は、構想を描くところから、それを具体化し、現実の事業として動かしていくところまでを支援する、3つのサービスで構成されています。
まず1つ目が「羅針盤設計」です。これまでの「ゴール(戦略)の提示」にとどまらず、それを俯瞰して判断するための価値観や基準、つまり「メタ認知できる判断軸」もセットで設計します。進むべき「方向」と、それを冷静に見定める「ものさし」を揃えることで、環境がめまぐるしく変わっても自分たちの立ち位置を見失わずに進められる状態を目指しています。
2つ目が「フューチャーリアライゼーション」です。まだ世の中にない未来の構想は、言葉や絵で説明されただけじゃピンとこないですよね。そこで、プロトタイプやVR、MRなどのデジタル技術も使って、その未来を実際に「体感・没入」してもらう。頭での理解を超えて「この未来に行きたい!」と感情レベルで腑に落ちる状態をつくることで、自信を持った意思決定へとつなぎ、組織の推進エネルギーを引き出すことを目指しています。
3つ目が「フューチャーアクティベーション」です。描いた構想が絵に描いた餅にならないよう、実現に向けて動き出すための支援です。足りないものが何か、課題となるものは何かなど、構想と現実の間にあるギャップを、私たちの経験やネットワークも駆使して一つずつ埋め、未来を実現可能なものへと近づけていくための伴走支援をしていきます。
この一連のプロセスを通じて、お客さまの思い描く未来を現実に変えていく。それが、私たちの「羅針盤型デザインサービス」です。
――GK京都は、1972年から京都を拠点に活動されています。京都に対して、どのような想いをお持ちですか?
私たちは「京都から発信する生活文化の創造」を理念に掲げて設立し、創業から50年以上にわたってこの街でデザイン活動を続けてきました。京都は、世界有数の伝統文化を擁する街です。その長い歴史の中で培われた精神文化や優れた技術を、あらためて現代の暮らしへと昇華させ、新しい価値として世の中に届けていきたいと考えています。
――その理念は、TEDxKyotoとの活動ともつながっているのでしょうか。
すごくつながっていると感じますね。TEDxKyotoの「京都から世界へ、世界から京都へ」というコンセプトを聞いたとき、私たちの理念である「京都から発信する生活文化の創造」と目指す方向がまったく同じだなと思ったんです。京都という独特のカルチャーを持つ街からグローバルに発信し、また世界中の優れた知見をこの街に呼び込んでいく。京都に拠点を置く仲間としてその思想には深く共感していますし、だからこそ、ごく自然な流れで支援や活動に関わらせていただいています。
――カンファレンスだけでなく、事前イベントにもよく参加してくださっています。実際に関わる中で、印象に残っていることはありますか?
カンファレンス当日の熱量や刺激はもちろん凄まじいのですが、それ以上に準備イベントに招待していただけたことがすごく印象に残っています。熱意あふれるボランティアスタッフの皆さんと同じ目線で知り合えたことも財産ですし、大規模なイベントをどう運営し、多様なチームをどうまとめていくのかといったマネジメントの裏側や熱気に直接触れられたのは、私たちにとっても本当に素晴らしい刺激になりました。表の華やかなステージだけでなく、あの熱気あふれるプロセスそのものを共有できたことがすごく心に残っています。
――TEDxKyotoで得た刺激は、社内にもつながっていますか?
メンバーが参加することで刺激を受けるのは一例にすぎなくて、そこから自分の視野をグッと広げたり、人に「想いを伝える技法や熱量」を肌で学んだりできるのがすごく大きいですね。そうして個々が得てきた気づきや持ち帰った視点というものが、巡り巡ってチーム全体としてのデザインや表現、より良いアウトプットを生み出すための大切な糧になっていると感じます。
――最後に、2026年のTEDxKyotoへメッセージをお願いします。
今回は3年ぶりの開催ということで、裏での準備や運営もご苦労や大変なことが本当に多いかと思います。どうか無理をしすぎず、まずはチームの皆さん自身がこの特別なプロセスを楽しみながら駆け抜けてほしいですね。私達も今回の開催を心から楽しみに応援しています!
TEDxKyotoでは、2026年11月29日の開催に向けて、私たちの想いに共感し、ともにイベントをつくり上げてくださるパートナーを募集しています。さまざまな形でのご支援・ご協力を通じて、京都から「広める価値のあるアイデア」を届ける仲間になっていただけましたら幸いです。
ご関心をお持ちの企業・団体の皆さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。