TEDxKyotoインテラクティブチーム
エリック・ハーキンソン、マーティン・スタック、エリン・ノクソン:拡張現実を用いたアドベンチャー
ご存知かどうかわかりませんが、拡張現実はすでに皆さんの日常生活の一部となっています。大げさで、手の届かない世界の話のように思えるかもしれませんが、タブレットやスマホに自分がどこにいるかチェックインしたのはいつですか?どこに行くか聞いたことはありますか?何を食べるか検索したことはありますか?看板やお知らせの意味を調べたことはありますか?
何かを拡張するというのは物に何かを足してより良くするということに他なりません。現実は現実です。物事があるそのままの姿です。人類は私達が可能だと信じている限り、手近にあるものを使って現実を良くしようと努力してきました。しかし現代ではたくさんのテクノロジーがあります。事実、私達がスマホと呼ばれるミニ・スーパーコンピュータを手にせずに外出することはほとんどないと言ってもいいくらいです。
エリック(成美大学経営情報学部助教、TEDxKyotoインテラクティブチーム)、マーティン(滋賀大学教授)、そしてエリン・ノクソン(JETプログラム)は神戸市で開かれたThe Asian Conference on Technology in the Classroom 2015 (ACTC2015)で素晴らしい研究発表を行ないました。
リンクは下記の通りです。ぜひ全編ご覧になってください。
Here is a link, you should watch the whole thing:
<http://iafor.org/augmented-reality/>
そろそろまとめましょう。拡張現実の肝は追加できるということで、テクノロジーを使って人々がより自分のまわりの世界と深く関われるようになるということです。モバイルアプリ、情報がオーバーレイされ、レビュー、メニュー、価格、リンク、そうしたことがクリックやスワイプだけで手に入るんです。QRコードはどこにでもつけられています。世界中の美術館に行って、もしくは行く前から、より多くの情報 -教養-を引き出すことができるのです。
プレゼンテーションでは拡張現実が「ヴァーチャル・リアリティー」とは異なるということを教えてくれました。ヴァーチャルリアリティーではビデオゲームの中のように「世界」が完璧にできあがっているのです。しかし拡張現実では私達の周りにある現実を用います。コンピューターにはカメラやGPSデータがついているのが当たり前となり(スマートフォンが一番身近な例でしょう)ビジネスや観光、教育といった分野において拡張現実は非常に力強いアイディアとなるのです。
皆さんも飛行機操縦やカーナビでデジタルディスプレイが使われているのをご覧になったことがあると思います。それが拡張現実なんです。男性も女性も、近所で遊ぶ子供達も拡張現実がもたらすナビや翻訳、画像へのタグづけなどを使うことができるようになっており、タブレットや携帯電話、ウエアラブル機器でも使うことが出来ます。エリックは現実世界の教育、授業、教科書の中で応用してきました。
TEDxKyotoのインテラクティブチームは拡張現実を使ってパーティシパントの皆さんにスピーカーや会場、パートナーの皆さんとより深く関わる機会をもたらしたいと考えています。ぜひお試しください。新しいテクノロジーを導入するにあたり、イノベーターやアーリーアダプターと呼ばれる方達が大衆をかつてないほど人々がよりつながった時代へと誘います。そして全員がその恩恵を受けることができるのです。
エリックのプロジェクトはウェブサイト (http://erichawkinson.com)でご覧になることができ、拡張現実についての詳しい情報はARientationのサイト(http://www.arientation.com)でご覧いただけます。