『産み方は生き方、決めるのはあなた』| 左古 かず子

女性が本来持つ「自分で産む力」。胎児の持つ「自分で生まれる力」。それら を十分に引き出し、妊産婦を丸ごと受け入れ支える助産活動を26年間 続けてきた助産師の左古かず子さん。彼女はなぜ病院の出産現場を離れ、 自ら助産院を開業したのか? JICAに招かれて訪れたブラジルでの彼女の 活動は、彼の地の産科医療に何をもたらしたのか?左古かず子さんから、こ れから出産する世界中の女性とその家族たちへの熱いメッセージです。


左古 かず子(さこ かずこ)

1946年、京都府宇治田原町生まれ。1974年から助産婦となり、自然なお産を取り戻すために89年に京都伏見で助産院を開業。新しく助産院を開業したことは、助産婦会­に衝撃を与えました。JICAの国際プロジェクトで95年よりブラジルのお産状況の改善にかかわり、90%以上もあった帝王切開率を25%に、ある地域で60%もあった新­生児死亡率の改善にも貢献しています。これまで通算1852人の赤ちゃんをとりあげてきた、伝説の助産師です。

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